世界を、全身で感じること
どうして忘れていたのでしょうか。からだの表面をぬりかべのように固めて、ただ「そこ」にあるものを見ているだけの日々でした。当然のごとく、時間が経つほど表面だけでなく中身までもが固まってきて、言葉にならない不安と疲れに押しつぶされていました。そこに追い打ちをかけるようにして、心の中にいるゾウ…🐘が…暴れ出す感じ。またやっちまいました。暴れ出したらもう手を付けられませんから、ちょっと時間を置いて。置いたらなんとか、また世界が広がり始めました。ぬりかべもいなくなったし、固まっていた私を引っ張り出してくれる人もいるしで、私は今、生きています。全身で感じ取る世界のなんとすてきなことか。雨あがりの空気に、長い夕方。なんで今まで見えていなかったのか、不思議でなりません。世界は、自分で面白くしようとしないと面白くならない。これを痛感しています。さあ、新たな1週間。てしごと大事に、いきましょう。
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