春のにおいが、しますね
朝いちばんは相変わらずのバイトで、帰ってからは気持ちがぐるぐるして、布団に吸い込まれるように戻ってしまいました。それで気づいたらこんな時間。昨日はとんでもないくらいうれしいことが起こって、それをあざ笑うかのようにくやしいことも起こって、おまけに疲れてしまっていたものだから、泣いていたらいつの間にか寝ていて、今日になっていました。それを引きずって、いくら考えても変わらない過去と、いくら考えてもわからないヒトの気持ちをさんざん考えて、自信を無くして、生きることが分からなくなって、時間が過ぎました。それでもお腹は空いたし、ごはんはおいしかったし、いまこうして起き上がって文字を書いている。ついでに早朝ぶりに嗅ぐ外のにおいは、春の夕焼けのにおいでした。この空気を吸ったらなんだかえぐられた心もふんわり元の形らしい形に戻った気がします。また始まりが来たな、という印象です。終わったから、始まる。その繰り返しで、経験したことは間違いなく次の始まりに活きる。活かしてなんぼ。またひと回り成長できるいい機会をもらいました。尖っているけど柔らかい、かめばかむほど味が出る、そんなひとになれたらいいなあと思います。
eclatori
